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行政書士試験の勉強法 − 行政書士勉強法(その2)

記述式対策の重要性

記述式問題は毎年3問出題され、配点は1問20点で、択一式問題(1問4点)の5倍です。与えられた問題の趣旨をきちんと把握し、ポイントを外さず40字程度で要領よくまとめなければいけませんので、ただ理解している、覚えているだけでは解けません。

記述式が苦手な人の多くは、「答えを見れば分かるんだけど、自分で答案を書こうとすると書けない」と言います。これを防ぐには、インプット学習を一通り終えた早めの段階から、記述式のアウトプット訓練を行うことが重要です。

記述式には部分点があるので、20点満点は取れなくても、1点でも多く得点したいものです。重要なキーワードを外さずに、かつ論点をコンパクトにまとめる力を付けるには、それなりの練習が必要になります。記述式対策が十分に盛り込まれている講座を選ぶようにしましょう。

一般知識は基準点クリアを目指す

一般知識は、法令に比べると配点が小さく、どうしても後回しになりがちですが、科目合計56点中24点(40%)以上という基準点(足切りライン)が設定されています。せっかく法令で高得点を稼いでも、一般知識が4割取れなければ不合格となってしまいます。

※法令科目にも足切りラインがありますが、法令が足切りにかかるようなレベルでは総得点でも合格基準に達しない可能性が高いので、それほど気にする必要はありません。

一方で、一般知識は、広く浅い知識が問われ、科目によっては試験範囲自体があいまいなため、法令に比べると、勉強量が得点に反映されにくく、ズバ抜けた高得点を狙うのは難しい面もあります。まずは4割の足切りにかからないことを目標としましょう。

◎一般知識等各科目のポイント

<政治・経済・社会>

範囲が広く一般常識や時事的な問題も出題される。広く浅く勉強し、他の人が解ける問題を確実に取ることが重要。日頃から新聞やネットで広く情報収集している人は、プラスアルファの得点源になる可能性がある。

<情報通信・個人情報保護>

ある程度範囲が絞れるので、過去問と法改正部分を中心に勉強する。

<文章理解>

学校の国語の問題と似たような問題が出される。何で行政書士になるのに国語?と言いたくなるかもしれないが、とにかく多くの問題を練習して、コツをつかむことが先決。